●がん治療・C型肝炎治療を支える統合医療情報館
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・悪性リンパ腫
  ガンのこと
   
 ■がんとは?
通常、人間の体内の細胞(正常細胞)は、一つの細胞が死ぬと新しい細胞が一つ生まれるというように、ある一定のルールによって分裂や増殖を行っています。ところが、ある一つの細胞遺伝子に細胞が傷つけられると、突然異常な増殖を始めます。
これが、「がん」です。
正常な細胞とガン細胞の活動
がんは体内の細胞バランスを無視して、増殖し続け、腫瘍や新しい組織を形成します。腫瘍は次のように大別されます。
腫瘍の種類
増殖速度
他の臓器
などへの転移
手術によ
除去の難易度
良性腫瘍
比較的
遅め
ほとんど
起きない
比較的易しい
悪性腫瘍
早い
急速に転移する
恐れあり
リンパ管などを
通って全身転移も
早期に対応
しなければ
時間が立てば
たつほど
難しくなる
がん細胞の特徴は、自らを成長させるために新しい血管を形成し、栄養や酸素などを奪い取ってしまうことです。
その結果、周囲の組織に必要な栄養や酸素が十分に行き渡らなくなり、体が弱っていってしまうのです。
日本における主要な死因で最も多いのは悪性新生物(すなわちがん)であり、2番目の心疾患のおよそ倍を占め、現在でも活発に研究・治療が進められています。
 ■がんの種類
☆食道がん
食道がんは食道の真ん中か、下部1/3に最も多く発生します。
がんは食道の内面をおおっている粘膜の表面にある上皮から発生します。
食道の上皮は扁平上皮でできているので、食道がんの90%以上が扁平上皮がんです。がんが大きくなると食道の壁をつくる筋肉に入り込みます。もっと大きくなると食道の壁を貫いて食道の外まで拡がっていきます。食道の周囲には気管・気管支や肺、大動脈、心臓など重要な臓器が近接しているので、がんが進行しさらに大きくなるとこれら周囲臓器へ拡がります。
食道の壁の中と周囲にはリンパ管や血管が豊富です。がんはリンパ液や血液の流れに入り込んで食道を離れ、食道とは別のところに流れ着いてそこで増えはじめます。これを転移といいます。
リンパの流れで転移したがんは、リンパ節にたどり着いて塊をつくります。
食道の周りのリンパ節だけではなく、腹部や首のリンパ節に転移をすることもあります。血液の流れに入り込んだがんは、肝臓、肺、骨などに転移します。
代表的な腫瘍マーカー:SCC、シフラ
抗がん剤の種類: シスプラチン
☆乳がん
日本では女性のがんのうち子宮頸がんは減る傾向にあるのに、乳がんは年々増加を続けています。
いずれ胃がんを抜いて、女性の最も多いがんになるのではないかと考えられています。
乳がんの早期発見のためには、超音波エコー、レントゲン検査、医師による触診などを組み合わせた乳がん検診や精密検査が行われていますが、同時に乳房の自己検診を習慣化するよう奨励されています。
乳がんは自分で早期発見することもある程度可能だからです。毎月1回自分で乳房のしこりや異常をしらべてみることがよいことです。
普段自分の乳房の状態をしっかりと覚えておくことが大いに役立つことになります。
乳がんは、5mmぐらいから1cmぐらいの大きさになると自分で注意深くさわると分かるしこりになります。
発症は、乳房外側の上位部分が約1/2の確率となっています。
しこりのすべてが、がんではありません。なにか異常があったら医療機関でしらべてもらうことが必要です。その他、独身、初潮年齢が早い、閉経年齢が遅い、閉経期以後の女性ホルモン剤の使用などが考えられます。このような因子にあてはまる人は特に熱心に乳がんの早期発見につとめてください。
乳がんの場合も早期に発見すれば治療により100%近く治すことが可能です。
代表的な腫瘍マーカー:CA15-3、CEA、NCC-ST-439、ERBb2
抗がん剤の種類: タキソール注(パクリタキセル)
☆軟部組織がん
軟部腫瘍としては成人、年長児では悪性線維組織球種、脂肪肉腫、滑膜肉腫、悪性神経鞘腫、横紋筋肉種、線維肉腫、血管肉腫などが多いです。いずれも比較的低悪性度ですが境界が不明瞭なことが多く、治療が難しいことがあります。年齢は問わず発生します。肉腫は一般的に血行性の転移をします。
☆膀胱がん
膀胱は骨盤内にある臓器で、腎臓でつくられた尿が腎盂、尿管を経由して運ばれた後に、一時的に貯留する一種の袋の役割を持っています。膀胱の表面は移行上皮という名前の上皮でおおわれ、伸縮性に富むことが特徴的です。膀胱がんは、この移行上皮ががん化することによって引きおこされ、組織学的には移行上皮がんが全体の90%を占めています。
男女比では女性より男性に多く、女性の約3倍多いといわれています。多くは40歳以上に発生しますが、若年者にもときにみられます。また、喫煙者は、非喫煙者の2〜3倍の割合で膀胱がんになりやすいといわれています。化学薬品や染料を扱う職業にも発症率が高いことが知られています。
☆舌がん/口腔内がん
頭頸部のがんは多種多様である。口腔、舌、歯肉、咽頭、頸部食道、鼻腔、副鼻腔、喉頭、唾液腺、扁桃、リンパ節、甲状腺など組織構成も複雑です。頻度の高いモノに舌がん、口腔内がん、下咽頭がん、喉頭がんなどがあります。これらは高齢者に多いがんです。舌がんは慢性の刺激が原因になっていることが多く、入れ歯の不整合などは要注意です。口腔内がんはたばこの喫煙と関係が深く、飲酒が重なるとリスクは更に高くなります。とくに喉頭がんの96%がたばこの喫煙が原因となっています。下咽頭がんは女性の多く、鉄欠乏性貧血がリスクとして発見されました。
☆大腸がん
日本では胃がんは男女とも最近は減ってきている傾向にありますが、大腸がんがそれに反して増えています。がんは小腸にはできにくいのですが、大腸にはできやすい性質があります。
大腸は、消化吸収された残りの腸内容物を溜め、水分を吸収しながら大便にするところです。結腸と直腸・肛門からなり、約2mの長さがあります。大腸は、小腸に連なって盲腸から上行結腸--横行結腸--下行結腸--S状結腸(S状に曲がっているため)と下腹部を右下から小腸を囲んで四角に回り、次に直腸(約15cm)--肛門管とつながっています。
がんの発生部位の頻度は、直腸とS状結腸の2カ所に多く見られ、いずれも大腸がんの約1/3を占めています。
代表的な腫瘍マーカー:CA19-9、CEA
☆皮膚がん
皮膚は表面に近い部分から表皮、真皮、その深部の皮下組織の3つの部分に大きく分かれます。さらに、表皮はいくつかの層に分かれますが、これを表面に近い浅いところから順に角質層、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)と呼んでいます。表皮最下層である基底層は真皮と接しています。真皮には、血管、神経、毛包(毛嚢:もうのう)、脂腺、汗腺、立毛筋などの組織があります。これらの組織を構成する細胞が悪性化したものを総称して皮膚がんと呼びます。皮膚がんの種類は非常にさまざまです。
皮膚の異常は内臓と違って目で見てわかりますので、皮膚がんは早期に自分で発見できる可能性が高いです。強烈な太陽光線(紫外線)を浴びすぎたり、放射線の大量被曝(ひばく)が皮膚がんを引きおこすことはよく知られています。何十年も前に跡を残して治ったやけどや外傷の傷後、長期間にわたる感染症の反復(同じ場所におできができたり治ったりを繰り返すこと)から皮膚がんが発生したり、ほくろや湿疹だと思っていたものが実はがんである場合もあります。新しく皮膚にできたものや、今まであったものが急速に変化してきた時には、自己流で治療しようとしたりせずに、早めにお近くの皮膚科の診察を受けてください。
☆腎がん 
腎臓に発生する腫瘍には、成人に発生する腎細胞がんと小児に発生するウィルムス腫瘍があります。腎がんは男性に発生することが多い傾向があります。泌尿器科系悪性腫瘍の中では、前立腺がん、膀胱がんに次いで多い腫瘍です。腎がんは遺伝子の解析も進み、その家系におこっている遺伝子異常が同定でき、発病前から将来、腎がんにかかることが予測できるまでになっています。このがんはたばこ、脂肪摂取量などが危険因子としてあげられています。また、長期透析をしている方に腫瘍の発生が多いことも注目されています。
結腸/直腸ガン☆結腸/直腸がん 
大腸は消化吸収された残りの腸内容物をため、水分を吸収しながら大便にするところです。多種、多量の細菌の住みかでもあります。約2mの長さがあり、結腸と直腸肛門からなります。大腸粘膜のあるところではどこからでもがんができますが、S状結腸と直腸が大腸がんのできやすい部位です。
大腸がんは、日本人に増加傾向が著しいがんです。大腸がんによる死亡は、男性では肺がん、肝臓がんに次いで3番目、女性では1番目に多くなると推定されています。
男性も女性もほぼ同じ頻度で大腸がんにかかり、60歳代がピークで70歳代、50歳代と続きます。5〜10%の頻度で30歳代、40歳代の若年者に発生し、若年者大腸がんは家族や血縁者の中に多発する傾向が認められることがあります。 大腸がんの発生には、遺伝的因子よりも環境的因子の比重が大きいと考えられています。食生活の急激な欧米化、特に動物性脂肪やタンパク質のとり過ぎが原因ではないかといわれています。
S字結腸がん、直腸がんは後腹膜下にあるためリンパ節転移や肝・肺への血行性転移を起こしやすいです。
子宮・卵巣ガン☆子宮・卵巣がん 
婦人科のがんで最も多いのは子宮がんです。子宮がんは子宮頸部がんと子宮体部がんがあります。
子宮は全体として中空の西洋梨のかたちをしています。球形に近いかたちの体部は胎児の宿る部分であり、下方に続く部分は細長く、その先は膣に突出しています。この部分が頸部で、膣のほうから見ますと奥の突きあたりに頸部の一部が見えます。その中央には子宮の内腔に続く入口があり、この入口を外子宮口と呼んでいます。子宮頸部がんは、この外子宮口付近に発生することが多いのです。普通の婦人科の診察でこの部分を観察したり、検査すべき細胞や組織を採取することが可能です。したがって、早期発見が容易です。
頸部のがんは非常にゆっくり増殖しますが、がん細胞が子宮頸部に見つかる以前の初期に正常でない細胞が見つかります。この細胞を異型細胞と呼び、細胞診ではこの段階から診断することができます。
卵巣腫瘍は85%が良性あるいは中間群に属する腫瘍で残りが悪性です。前者の3分の2は20〜40歳前後の間に起こり、悪性の卵巣腫瘍は40〜64歳が多いです。大人の卵巣がんは遺伝的影響、あるいは女性ホルモンの影響が強く、最近増加の傾向を示しています。
抗がん剤の種類: タキソール注(パクリタキセル)
シスプラチン
☆眼球がん 
網膜芽細胞腫は乳児期に発症する目のがんで、日本では年間80人程度の発生です。両眼性のものが3分の1程度、5%ぐらいは遺伝性です。父親の精子に由来する染色体の異常が遺伝の原因とされておます。
大人では眼窩のリンパ腫た結膜表面のメラノーマ、涙腺がんなどがあり、悪性度の低いモノが多い。
☆胃がん胃ガン
世界的に見ても、日本人に胃がんが多いことが特徴的です。
1年間に約5万人が、胃がんで亡くなっており、がん死亡率全体に占める割合は、女性では約15%、男性では約18%で、女性は第1位 、男性は第2位になっています。
胃がんは年齢的には、40歳頃から増えてきます。俗に日本人の「がん年齢」は40歳以上といわれているのも、胃がんがこの年齢からよくみられてくるからです。
日本のがん研究は、まず胃がんから始められたということができます。胃がんの診断法、治療法も現在では世界最高のレベルにあるといえます。特に集団検診が全国的に普及していますので、これを利用して早期に、しかも自覚症状もない時に発見された人の治癒率(5年生存率)は96.6%となっています。
このように、いまや胃がんは早く見つけれは完全に治せる病気になっており、年に1度はたとえ症状がなくても検診を受けることをおすすめいたします。
代表的な腫瘍マーカー:CA72-4、CA19-9、STN、CEA
抗がん剤の種類: タキソール注(パクリタキセル)

ティーエスワンカプセル(TS-1)(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)

シスプラチン
肝/胆ガン☆肝/胆がん 
肝臓は、成人で800〜1,200gと体内最大の臓器で、ここには多種類の悪性腫瘍が生じますが、肝細胞がんと胆管細胞がんで95%を占めます。成人では、肝臓がんの大部分(90%)は肝細胞がんです。日本の男子のがんによる死亡数では、1位の胃がん、2位の肺がんに次いで第3位が肝細胞がんで、しかも年々増加傾向にあります。女子での発生率は男子の1/5で、こちらはむしろ減少傾向にあります。肝細胞がんの発症年齢の平均は、およそ55歳です。大部分は40〜60歳代でこの病気にかかるわけです。働き盛りの一家の大黒柱を襲う病気で、社会的・家庭的にも切実な問題です。
肝がん発生の母地として従来はHBV感染後の肝炎、肝硬変があったが、、最近ではHCV肝炎後の肝がんが4分の3以上をしめるようになりました。C型肝炎からの発がんは20年〜30年を要し、必ず肝硬変を経て発がんするのでこの進展をくい止めるのが肝がんの予防には効果的です。
胆管は肝内胆管と肝外胆管に分けられます。胆管がんというときは一般に肝外胆管を指し、胆道がんと言うときは胆管と胆嚢の両方のがんを指します。
胆管がんは、周りの組織にしみこむように拡がることが多く、明瞭な腫瘍としてのかたまりをつくらないので、その実体を正確に描出し診断することは容易ではありません。しかし、近年では画像診断技術の進歩により胆管がんをより早期に発見し、またその存在部位や拡がりをかなり正確に診断できるようになりました。
前立腺ガン☆前立腺がん 
日本では約3.5%と比較的頻度の少ないがんです。しかし、食事の欧米化および高齢化社会に伴い、その頻度は増加傾向にあり、泌尿器科領域におけるがんにおいては最も多いがんです。特に50歳以後は加齢とともに対数的にその頻度は増加し、70歳代では約100人、80歳以上では200人を超えるほどになります。このように、前立腺がんは高齢者のがんであるといえます。
前立腺がんとは前立腺の中にがん細胞が発見される病気です。前立腺は男性にだけある臓器で、精液の一部をつくる臓器です。これは、恥骨(下腹部に触れることができ、骨盤を形成する骨のひとつ)の後方に位置し、膀胱下側にあり、直腸に隣接しています。前立腺は、膀胱から出た尿道を取り巻くように存在し、栗の実のような形をしています。
前立腺がんが、よく転移する臓器としてリンパ節と骨があげられます。前立腺がんを顕微鏡で見ると、そのほとんどが前立腺の中の腺細胞ががん化したものであることがわかります。前立腺がんの約90%は自分の身体でつくる男性ホルモンにより増殖するという特徴をもっています。そのため、男性ホルモンの作用を抑えることによりがんの増殖を止め、がん細胞の一部を死滅させることができます。また、前立腺がんも他の大部分のがんと同様に、早期発見が治癒につながります。
脳ガン☆脳がん
脳腫瘍は最近世界的に増加の傾向を示している。脳腫瘍は頭蓋骨内に出来る腫瘍の総称で脳実質の腫瘍、聴神経鞘腫のような脳神経の腫瘍、髄膜の腫瘍などに分けられます。臓器移植後によくおきる悪性リンパ腫は脳原発のモノが多く、肺がん、乳がん、消化器がんなどの脳内転移も起きやすいです。
☆肺がん肺ガン
肺がんは、現在男性では1番死亡率が高いがんです。
肺がんは発生する部位により、「肺野部肺がん」と「中心部肺がん」とに大別されます。
「肺野部肺がん」は、気管支の細い部分から肺胞に至るまでの肺末梢部にできるがんをいいますが、その多くの腺がん(一般的にはがん細胞が線様構造をとり、管腔あるいは線腔構造を有するものですが、消化管など肺以外でも発生します)です。
腺がんは我が国で最も発生頻度が高く、男性の肺がんの40%、女性の肺がんの70%以上を占めています。肺野部肺がんは、がんが小さいうちは病状が出にくい傾向があります。
「中心部肺がん」は、肺門部がんともいわれ、気管支の太い部分から細気管支に至るまでのがんで、その多くは扁平上皮がん(気管の上皮にできますが、咽頭、食道など他の部位 にも発生します)で、男性の肺がんの40%、女性の肺がんの15%を占めています。
この肺門部の肺がんは、早期から咳、痰、血痰などの症状が出やすいものです。
代表的な腫瘍マーカー:シフラ、SCC、SLX、CEA、NSE、Pro-GRP
抗がん剤の種類: タキソール注(パクリタキセル)
イレッサ錠(ゲフィチニブ)
シスプラチン
 
☆骨がん
骨・軟部組織の悪性腫瘍の組織診断は多様です。代表的なモノに骨肉腫があります。軟骨肉腫あるいは骨軟骨肉腫も同系統の腫瘍で組織型の違いは分化のの違いと考えられます。骨肉腫の診断は部位とレントゲン、病理など総合的にしなければなりません。
骨肉腫は骨の成長が一番早い時期に発生しやすく、大腿骨、頸骨、腓骨、上腕骨などの長管骨の骨端軟骨に接した部分にできやすいです。膝に近い部分の骨に7〜8割が発生します。思春期に発生することが多いです。
現在は化学療法でかなり縮小するようになり患肢温存手術が5〜7割をしめるようになりました。
☆精巣がん 
精巣の腫瘍はまれですが、男性は成人期になってから胚細胞から頻繁な分裂によって精子ががつくられるため、15歳から30歳代の壮年期に多く、また60歳以上でも悪性リンパ腫などが精巣から発生することがあります。
抗がん剤の種類: シスプラチン
☆悪性リンパ腫:非ホジキンリンパ腫
悪性リンパ腫は、白血球の中のリンパ球ががん化した悪性腫瘍で、リンパ節がはれたり、腫瘤(しゅりゅう)ができる病気です。

悪性リンパ腫の中にはホジキンリンパ腫(ホジキン病)と非ホジキンリンパ腫があり、日本人の悪性リンパ腫は、大半が非ホジキンリンパ腫です。

非ホジキンリンパ腫の病気がおよぶ場所はリンパ節が多く、皮膚、脳、眼、鼻腔、副鼻腔、扁桃(のどの奥にある組織)、咽頭、唾液腺、甲状腺、乳腺、肺、縦隔(じゅうかく:左の肺と右の肺の間の胸の正中部分のこと)、胸膜、胃、小腸、大腸、肝臓、脾臓(左上腹部にある臓器)、精巣、卵巣、骨など、全身のあらゆる臓器に発生する病気です。

非ホジキンリンパ腫にはさまざまなタイプがあり、低悪性度リンパ腫、中悪性度リンパ腫、高悪性度リンパ腫の3つに大別されます。

我が国で1年間に発生する悪性リンパ腫は約10,000人で、少しずつ増えています。ホジキンリンパ腫が20〜30歳代に多いのに対し、非ホジキンリンパ腫の発生のピークは60歳代で、非ホジキンリンパ腫は高齢者に多い病気ですが、若年者や小児にも発生します。
 ■検査方法
がんの検査のうちの一つとして腫瘍マーカー検査というものがあります。
腫瘍マーカーとは、がん細胞の有無を表す目印(マーカー)になる物質の総称です。つまり、たとえば肺がんの細胞と正常細胞が反応して体内で作られる物質(マーカー)があり、それらが血中や組織、排泄物などに規定値(正常値)以上に存在すれば、がんが存在する可能性があると考えることが出来るので、診断や治療の目安として用いられます。
腫瘍マーカーにもそれぞれ性質や特徴があり、この検査によって、身体のどの部分がんができているか、がんの細胞はどんな性質か、どんな治療が有効か、もしくは外科手術によるがん細胞の摘出後にとり残しがないか、再発がないかなども調べることができます。
しかし、多くの腫瘍マーカーには、がんに関係なく増えるなど不確実なところがあり、これだけでがんの有無を診断することはできません。

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